アンカーリング効果で売値を誘導?
ごきげんよう
ARKの荒木です
12月3日に商工会議所主催のセミナーに
参加してきました
18時から20時と長めだったのですが非常に
勉強になりました。
「ココが知りたかった!価格の心理学」
~価値と価格と消費者心理~
講師:河合 正尚氏(かわい まさなお)
その一部だけ紹介しますが
アンカーリング効果
意 味
最初に提示された数値や情報が印象に残り
基準点(アンカー)となってその後の判断に
大きな影響を及ぼすこと
実験
例えば
・ウェブ版だけ
59ドル
・印刷版だけ
125ドル
・印刷版とウェブ版セット
125ドル
あなたならどれを購入しますか
結果100人中
・ウェブ版 16人
・印刷版 0人
・印刷版ウェブ版セット84人
そこで販売者は印刷版は購入者0人なので
ウェブ版と印刷版とウェブ版セットで売り出し
意味のないと判断した印刷版のみを削除した訳です
すると100人中ウェブ版だけが68人
印刷版とウェブ版が32人今までと違った
結果になってしまった。
つまりは意味のない印刷版が実は重要な役
おとり役になっていたわけです。
実験2
・寄付して下さい
・5ドル以上寄付して下さい
・400ドル以上寄付して下さい
平均で
・寄付して下さいは 64ドル
・5ドル以上・・・ 20ドル
・400ドル以上・123ドル
ここでもただ寄付して下さいが64ドルだったのに
5ドルという基準値400ドルという基準値が
あることによって寄付金が変わったわけです
もう一つだけ実験されています
裁判官に2個のサイコロ
合計3か9しか細工した
サイコロを振ってもらいます
公平な裁判官でも無意識に
9が出た後の刑期は平均8か月
3が出た後の刑期は平均3か月
だったそうです
まだまだ続きがあるので続きは次回書きたいと
思います
しかし数字を認識しただけで買い物の仕方や
金額が変わる心理学って面白いですね
そして上手く利用すれば売値を誘導出来るのでは
それでは、また良い「気付き」良い出会いがありますように