有名なのに知らないこと
ごきげんよう
ARKの荒木です
昨日、書いた百田さんの話の続きを書きます。
3年前東日本大震災があって百田さんは
小説を書けずスランプになったそうです。
それは何を書いても受け入れてもらえないのでは
ないかと考えてしまったからでした。
そんな時ある女性放送作家からS28年、61年前に
起きた日昇丸事件があったことを知っているか聞かれた
日昇丸事件とはイランが石油埋蔵量1位だったころ
イギリスが全て占めていたので他国に石油が出回らなかった
イランにはスーパーセントの利益のみでイギリス人は
豪邸に住み、ゴルフ場などを作るなど贅沢な生活
イランは独立し石油の販売を独自でしたがイギリスが
海上を占拠して他国の出入りをさせなかった
実際イタリアのローズマリー号が石油を積んで出港したまでは
よかったがイギリスの艦隊に船はもちろん石油も没収された
イタリアが大損害を受けた事件もあった
そんな中、日本の船が石油を積んで日本まで帰国したのである
全世界がトップ記事としてあげた事件が日章丸事件である
もちろん国内でもトップ記事である
百田さんは嘘をつくなと、自分は色んなことにアンテナを
はっているので、
そんな凄い日本人の情報は知っているはずだ
調べてみると本当であることに気付かされる
自分だけが知らなかったのか確認するため色んな
人間に聞いたが誰も知らない状況であった
百田さんは「日本人のくせにこんな有名な事件を
知らないとは情けないと」他者には
言っておられたそうです
そんな時同年代の講談社のノンフィクション局長に
この話をすると知らない、びっくりした初めて聞いた
という反応に東大出身でも知らんのかと思っておられた
そんなある日一つのダンボール箱が届く
中には局長からの手紙が入っていて
「驚きました・・・・日章丸事件の資料を
集めましたので見てみてください」
中を見ると何処からこんな資料を集めたのか
イギリスのドラマ、イランのドラマ、日本のドラマ
そして事件を実行した出光佐三さんの資料
メチャクチャ細かい資料であり宝の山だったそうです
かつて、こんな凄い日本人がいたのか
戦後の日本を復興する為に死ぬ覚悟で色々な
ことを実行された人物
百田さん、いわく日本の経営者で色々
有名な方がおられるが出光佐三さんが
日本で、もっとも凄い経営者だと
断言されてました
95年間戦い続けた男、
そして、それを支えた男達の物語
死にものぐるいで働いた男達
お金の為ではなく働く
日本のために人のためになることなら命をかけた
これが「海賊とよばれた男」上下巻であります
今までで一番、一生懸命に書いた作品だそうです
胆石が発症して手術を延ばして書いた為
3回救急車で運ばれながら書き上げた作品だそうです
しかし、こんな、偶然があるでしょうか
放送作家が偉大な日本人を紹介する為に百田さんに
日章丸事件のことを知っているか聞いたこと
講談社のノンフィクション局長に話して
局長から資料が送られてきたこと
そこらへんには無い細かい資料が
百田さんに「書いてください」と言わんばかりの流れ
この作品は必然的に書かれたものであると私は思いますね
そして戦後50年は日本の復興は無いとまで言われた時代に
約20年後東京オリンピックを開催、
色んな先進国が出来なかった高速鉄道の運行開始
戦後の日本立て直した男たち
大正生まれ1350万人の内230万人が戦死(6人に1人)
大正後半生まれは200万人戦死されたそうです(4人に1人)
14年間戦争をしてきた日本、あらゆる産業が軍事産業で
20歳で徴兵され、いたるところ焼野原の時代
どれだけ働けば、こんなことになるのか
死にものぐるいで働いた戦争から帰ってきた男達
そして未亡人となった女性も忘れてはいけない存在で
あります
大正の時代が作った日本
人のために生きた世代
私は過去に日本のため人のために
亡くなられた方々の分も一生懸命生きなければ
いけないし無駄にしない
世の中になように生きていきたいと思いました
そして色々な先人、方々のおかげで、こんな贅沢な
生活ができていることに感謝すると共に忘れては
ならない歴史があると思います
そして伝えていきたいものです
豊かな日本を維持して、つなげたい
世の中のため、人のために死にたいと思うと
百田さんは言っておられました
同感であります、皆さんも先祖のおかげ、
過去の日本人のおかげで生かされたことに感謝して
今ぶつかっている壁があるなら戦後の方々に比べれば
たいしたことではないと、生きてみれば少しは気楽かも
それではまた良い「気づき」良い出会いがありますように